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パチ7虎の穴

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2026.05.08

【ロマンティックパチンカー】No.19 マイジャグラー研究室vol.1

ダスト ダスト   パチ7虎の穴

4号機時代、まだストック機が産声を上げる以前に「アルゼ連」という言葉があった。アルゼ(現ユニバーサル)のAタイプマシンはなぜか設定不問で連チャンしやすいと巷で話題になり、いつしか人は、それをアルゼ連と呼ぶようになったのだ。

滞在するモードやテーブルにより意図的に連チャンを誘発するストック機とは違い、Aタイプのボーナスはレバーを叩くたびに一定の確率で抽選されている。連チャンは偶然に過ぎない。

しかし、同じようにAタイプをリリースしていた別のメーカーを冠した言葉、例えばサミー連や山佐連というのは聞いたことがない(一部、オリ連という言葉を使う変わり者はいた)。「アルゼ連」というワードが存在した以上、それをただのオカルトだったと一笑に付すのは早計すぎるのではなかろうか。

そして今、「ジャグ連」という言葉がある。

気がつけば誰一人として口にしなくなったアルゼ連とは違い、ジャグ連の存在は4号機時代からずっと叫ばれ続けている。

断言しよう。ジャグ連は、間違いなく在る。
(※編集部注 筆者の主観です)

そして、こういったオカルト的な発言を鼻で笑っている期待値厨の連中も、心のどこかでジャグ連の存在を信じているはずだ。

その証拠に、ホールでジャグラーのデータをチェックする際、ボーナス終了後0ゲームでやめている台など見たことがない。
理論上低設定のノーマルタイプのやめ時は0ゲームが最適解で、プロなら1ゲームたりとも無駄に回してはならない。しかし、頭ではわかっているもののジャグ連を完全には否定できず、ボーナス終了後100ゲームほど回し、連チャンしないことを確認してやめている台がほとんどだ。これこそが、誰もがジャグ連の存在を意識の底で信じているという何よりの理由である。

さて、今回は趣向を変え、これまでの実戦データをもとにジャグ連、そしてジャグラーというマシンの攻略方法について論じていく。

いつもとは雰囲気の違う導入に戸惑う方もおられるかもしれないが、安心してほしい。当コラムは「ロマンティックパチンカー」である。

正攻法の攻略はガリぞうさんやその他のプロの立ち回りを参考にしていただき、当方はいつも通り、エキセントリックな視点からジャグラーを丸裸にしていきたいと思っている。

まずは、ジャグラーが設定通りの確率で当たった場合どの程度連チャンするかを、1番打ち込んできたマイジャグラーで検証してみたい。

ひとまず「ジャグ連」の定義を100ゲーム以内のボーナスとする。マイジャグのボーナス合算確率は設定6で1/114.6、1で1/163.8である。この数字を元に確率計算ツールで100ゲーム以内のボーナス当選率を求めたところ、6は58.4%、1で45.8%という数字が弾き出された。

これを踏まえたうえで、以下の結果をご覧いただきたい。ロマンティックパチンカーが始まって以来、パチスロを打つ際には必ずスタート回数、ボーナスの種類を記録してきた。17,344ゲーム、総ボーナス115回、当たったゲーム数の内訳はこのようになった。

・1〜100 70回(60.9%)
・101〜200 24回(20.9%)
・201〜300 8回(7%)
・301〜400 8回(7%)
・401〜500 1回(0.9%)
・501〜600 1回(0.9%)
・601〜700 2回(1.7%)
・701〜800 0回
・801〜900 1回(0.9%)

なんと、100ゲーム以内のボーナスが全体の60.9%と6を上回っているではないか。これが人並みのヒキを持って生まれた人間の結果ならいざ知らず、続柄もあいまいな数回しかあったことのない親戚のババアから「あの家の次男坊は本当に運が悪い。あと品もない」と言われた男のアームが生み出した数字ということに、本人も驚きを禁じ得ない。

やはり、ジャグ連は「在る」のだ。

だが、6を凌駕する連チャン率をもってしても、現在マイジャグのトータル収支はマイナス21Kと、お母さんに話したら苦虫を噛み潰したような顔をされそうな残念な金額となっている。

しかし、だ。

ここまで5戦して1勝3敗1分と、開幕ダッシュに失敗した暗黒時代の阪神のような勝率ではあるが、実戦中に何度か浮いているポイントがあり、やめ時さえ間違えていなければ、実は収支はプラスになっていたのだ。ここまでの通算ボーナス確率が、1/143.3と設定3を下回っているにも関わらずだ。

マイジャグはきちんと連チャンを取り切り、やめ時さえ間違わなければ、常勝もあり得る甘いマシンなのではないだろうか。

そのことを念頭に置いたうえで、次はマイジャグの立ち回りについて考えてみたい。

これまで当コラムで打ってきたマイジャグは全11台、そのうち朝イチ100ゲーム以内にボーナスに当選した4台中3台がそれを契機に小気味の良いジャグ連をきめた。

そして、その3台全てが2,000ゲーム到達時に6を意識させる確率でボーナスに当選しており、Xに「マイジャグちょれえwこれ6やろw」などとポストした直後、まるで神の怒りにでも触れたかのようにボーナス非当選ゾーンに突入。戦い終えるころにはショボ勝ちかチャラといった残念な結果で泣きながらホールを後にする、という実戦を繰り返してきた。

これらの結果を鑑みると、この3台は6ではなかったのだろう。やめた時のボーナス確率は1/153〜1/136で、設定は3か4だったのかもしれない。

早い段階で中間設定と確信できれば出玉があるうちにリリース、という判断もできようが、6の近似値でボーナスを引いているとあらば、多少ブドウ確率が悪くてもつっぱってしまうのがジャグ打ちの性である。

そもそも俺は、ブドウ確率を重視していない。1と6でコンマ2程度の差であれば、そのカウントが精度を伴うまでにブドウ1,000回ほどが必要であると思うし、1で6,000ゲーム近く回した暁にはケツ毛も抜かれ過ぎて、脱毛サロンで施術を行ったあとの如くツルツルになっているだろう。

ここで、ロマンティックパチンカーとしては「2,000ゲーム到達時に6の確率でボーナスに当選していた」という事実に注目したい。

なぜ推定設定3や4の台が、6の近似値でボーナスに当選できるのであろうか。ジャグラーのリールを穴が空くほど見つめながら考えた。そして、ついに答えにたどり着いた。

ジャグラーシリーズの主役といえば、ピエロだ。リール上で手を広げ、はにかんだように笑うピエロ。中間設定が 6に化けるのは、すべてこのピエロが仕組んだことだったのだ。

ピエロの主な仕事は、人を楽しませることだ。そして、スロッターが1番喜ぶのは6を掴んだ瞬間だ。

ピエロもそのことはよく分かっている。だが、出玉率の高いマイジャグラーの最高設定など、なかなかお目にかかれるものではない。

だから、お調子者のピエロは無茶をする。ホールという名のサーカスで、本日自身に与えられた役割は「3」。映画でいうと、役名も与えられていない、エキストラに過ぎない存在だ。

それでもピエロは精一杯演技をし、ペース配分など気にせず必死に打ち手を喜ばせるべく、スタートダッシュを決める。

だが、所詮3は3であり、6にはなり得ない。タイムスリップものの創作では歴史を改変するような行動をとった場合「歴史の修正力」なるものが働き、結局同じ未来を迎えるという話がよくあるが、確率においてもそれが起こる。いわゆる「収束」である。

お調子者が後先考えずにボーナスを放出してしまったものだから、ピエロが力尽きたころに迎える収束のためのハマりは、底が見えないほどに深い。ゴールにたどり着くころには出玉は崩壊、結局確率は3の数値に落ち着く、というのがマイジャグラーが6を装うカラクリなのではないだろうか。

しかし、ピエロを憎んではならない。6を匂わせやがって、などの恨み辛みを台にぶつけるのは筋違いで、ピエロは人を欺きたかったわけではない。ただ、ジャグラーを楽しんでほしい、打ち手を喜ばせたいと思っただけなのだ。そして、そこに攻略の糸口を見つけた。

サウザーは、愛ゆえに人は苦しむ、ならば愛などいらぬと言い放ったが、マイジャグに6がある、という幻想ゆえにスロッターは悩み苦しむ。

ならばハナからホールにマイジャグの6など存在しない、という前提のもとに戦えば、ピエロに振り回されることなく、最高のやめ時を迎えることができるはずだ。

ここで言う最高のやめ時、とはジャグ連を堪能し、ボーナス合算確率が6の数値になった瞬間だ。そこで勇気をもってやめることができれば、確率の収束を喰らうことなく設定6のマイジャグをプレイした分の出玉が手元に残される。

そんな台を捨てるのは、非常に危険が伴う。盛大に掘られ、泣きながらハンケチーフを噛みしめることもあるだろう。

だが、これまでの実戦で、確率の収束が始まる前兆ともいえる、ある現象をデータの中から発見した。

これを発表するのは非常に勇気のいることだ。もしかすると、頭の病気を疑われるかもしれない。しかし、一度だけならただの偶然で済ませられるが同じ現象が二度、三度と続けばそれを疑うのがロマンティックパチンカーの流儀だ。

実戦のたびに詳細なデータを記録していることは先に述べたが、マイジャグはその契機が重要だ。単独かチェリー重複かは設定推測の大きな手がかりとなるため、そこも必ず記録してきたのだが、その2つ以外に「連チェリー」という記載がある。

通常、ボーナスと重複しているチェリーは単チェリーとなるが、稀に連チェリーでも告知ランプが光る時がある。中リールを止めた位置の制御が関係しているのだろうが、我が名はロマンティックパチンカー、そこからもう少し思考を飛躍させてみた。

相手はピエロだ。ピエロといえばお調子者であり、だいたいの場合お調子者はそそっかしい。それ故、本来連チェリーでは光らないはずの告知ランプを、間違えて点灯させてしまったのではないだろうか。

ボーナスと重複していないチェリーで光らせてしまったのだから、ピエロにかかる負担は甚大だ。ボーナスを揃えるために使うエネルギーは途方もなく、ピエロはここで力を使い果たし倒れる。そして、確率の収束が始まる。

データを見ると、そんな荒唐無稽なシナリオを思い浮かべてしまうくらい、連チェリーボーナスの後には深いハマりが記録されている。857、634、638…。これは充分にやめ時の指標となり得るのではないか。

この連チェリーを「うっかりチェリー」と名付けたうえで、ここまでの研究結果を整理しよう。

①100ゲームまでのジャグ連は存在する
② 朝イチ100ゲーム以内にボーナスに当選し連チャンした台は、2000ゲーム付近までは6のフリをしがちである
③マイジャグに6など存在しない
④やめ時はうっかりチェリー

以上4点を「ロマンティック4大攻略」と名付け、今回はこの理論が正しいかどうかの検証実戦を行おうと思う。
(※編集部注 筆者はレアチェリーの存在を知りません。そして6もたぶん存在します)

さて、今回も前回と同様にマイジャグの設置台数が4台のホールで実戦を行う。設置台数が少ない方が、その挙動を把握しやすいというのが最たる理由だ。

開店後、誰もいないマイジャグのシマで右端の台を確保し実戦スタート、朝イチは4大攻略②に基づき100ゲーム以内にボーナスに当選する台の有無を探っていく。

1台目、100ゲームがまるで空気だったかのように何事もなくスルー、1つ左の台へ移動しこれも当たり前のようにスルー、未来過去今とLUNA SEAの名曲Déjàvuを歌いながら3台目となるさらに左の台へ移ったタイミングで、まだ手付かずであった左端の台に若者が着席し、嫌な予感に胸がざわついた。

もし俺が当たらず彼が100ゲーム以内に当たったら、どうしよう…。

プラス方向はてんでだめなのに、マイナスとなったとたん的中率が跳ね上がるのが俺の予感の特徴だ。

今回も風のように俺の台は100ゲームをスルー、左端の台はなんとモーニング単独REGに当選、さらにそこから再びREG(ガン見できないため確実ではないが恐らく単独)を引き当てジャグ連に突入したではないか。

4大攻略を基にした立ち回りをするならば、ここは帰宅か左端の台をエナるのが正解だ。だが、朝イチに単独REGの連チャンをキメた台を即やめする人類などこの世にいないだろうし、何よりここで帰宅できるようならこんな人生を歩んでいない。

短期間のブドウ確率などアテにならないと言ったがこの状況で拠り所にできるのはそれのみで、今打っている3台目は1/8で論外、ならばと3台中1番ブドウが獲れた2台目の台を朦朧としながら回し、総投資が11Kに到達した時点で我に返った。

今日の目的は勝ち負けにあらず、研究結果の検証にある。まずは朝イチ100ゲーム以内にボーナスに当選した唯一の台が、2,000ゲーム付近まで6のように振る舞うかどうかを見届けよう。

朝からマイジャグを打つという将来有望な若者に実戦を託し、俺は投資した11Kを回収できそうな台を探す旅に出た。

今回のテーマはマイジャグの研究のため詳しい実戦内容は割愛するが、このSHAKE BONUS TRIGGER(以下シェイク)は5号機を含めてもノーマルタイプの最高傑作だと思う。とにかくリールと液晶の絡みが秀逸で、液晶付きパチスロとはかくあるべきなのだ。

「え、液晶がスイカをナビしているのにリールはベルリプダブルテンパイ…それすなわちこの時点で2確ぅぅぅぅ!」

「はいはい、スイカね…ってはずれたぁぁぁ!」

「ステップアップが2で終わってがっかりしていたらリーチ目がぁぁぁぁ!!」

もしかしたら「大都連」もあるのか…これも研究せねばなるまいに、と思うくらいの連チャンをかまし、あっさりとマイジャグの投資分を回収した。

いっそのことこのまま永遠にシェイクと戯れたい…。そんな想いに身体を支配されそうになったが、REGを全く引かないしBTもループしないので恐らく設定は2のまぐれ連チャン、略してマグ連が濃厚だろう。

このまま打ち続ければいつものパターンだ。収支がリセットされたのは、今日はとことんマイジャグの検証をすべき、という神のお導きに違いない。

大都連に後ろ髪を引かれつつ、意を決して再びマイジャグのシマへと向かった。

焼け野原、それがマイジャグのシマにたどり着いて最初に思い浮かんだ言葉だった。日頃から娘に「お父さんはねえ、命知らずの冒険野郎なんだよ」と、のたまう俺ですら、突入を躊躇するような雰囲気がマイジャグのみならず、ジャグラーのシマ全体を覆っていた。

モーニング連チャンをかました若者はすでに姿を消しており、データにはBIG1回REG2回、その出玉をペロリと飲まれたあとムキになって現金投資をしましたがうんともすんともいいませんでした、という回転数が刻まれていた。合算確率は推定マイナス2、6を装うどころか剥き出しの低設定という有様だ。

他の台を選ぼうにもこの日はジャグラーのシマの客付きが悪く、店全体が「今日はジャグラーじゃないよ」感を醸し出していた。

正直言うと、そんな予感はあった。何故なら実戦日は4月21日、スマスロミリオンゴッドが導入された日の翌日だ。恐らく全国のスロットに携わるものはプレイヤーのみならず、店の関係者もゴッドのことで頭がいっぱいで、ジャグラーを構う余裕などなかったのだろう。

この俺ですらゴッドが打ちたくてたまらず、10分に1回の間隔で空席チェックを行ったほどなのだから。

以下結果である。

マイジャグラー
投資11K
回収0K

SHAKE BONUS TRIGGER
投資5K
回収16K

total チャラ

これで研究は終わりではない。現代はどこにいても、スマホ1つあればデータを確認することができる。今日のマイジャグがあの後どのような挙動をしたか、特にモーニング連チャンをキメた左端の台の結果は確認せねばならない。

そして、驚愕した。

4台中プラスだったのは「この台だけはない」とぶん投げたブドウが1/8の3台目だけで、他の台は全てマイナスという結果に終わっていた。

俺はそっとスマホの画面を閉じた。そして、心の中で4大攻略②を消去し、新たに文字を刻み込んだのだった。

 

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ダスト
代表作:ロマンティックパチンカー

ルパンでパチンコを覚え、アステカでパチスロを覚え、ミリオンゴッドでギャンブルを覚えました。子供が生まれた時に一旦現役から退きましたが、先日7年ぶりにパチンコ屋に行き、再び悪い心に火がつきました。リハビリ感覚で、ハネモノ、遊パチから始めようと思います。
プレイスタイルはロマン打ち、愛があれば確率なんて超越できると信じています。嫌いな言葉は下ブレです。

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